英語が問題なくても、海外生活が楽とは限らなかった

英語ができれば大丈夫だと思っていた

海外で暮らすなら、まず英語だと思っていた。

英語ができれば、生活はなんとかなる。

仕事も見つかるし、困ったときも対応できる。

実際、僕は英語で大きく困ることはなかった。

仕事も英語だし、家族との会話も英語。

日常生活も普通に回っていた。

だから、海外生活はわりとスムーズだと思っていた。

でも、しばらくして気づいた。

楽かどうかは、英語とはあまり関係なかった。

困ったのは英語じゃなかった

困ったというより、じわじわ来る感じ。

全部が自分の文化じゃない。

スーパーに並んでいるものも、

みんなが盛り上がっている話題も、

当たり前だと思っている前提も。

英語で理解はできる。

でも、自分の中に積み上がってきた背景とは違う。

説明しないと伝わらないことが増える。

当たり前だと思っていた感覚が、当たり前じゃない。

ひとつひとつは小さい。

でも、それが積み重なると少し疲れる。

気づいたのは居場所の大事さ

英語ができるかどうかよりも、

自分のままでいられる時間があるかどうかのほうが大きかった。

日本語で話せる時間。

説明しなくても通じる感覚。

それがあるだけで、少し呼吸が楽になる。

海外生活は、英語の問題だけじゃない。

どこかで気を張っている状態が続くと、

気づかないうちに疲れている。

知っておいてほしいこと

これから海外に来る人に伝えたいのは、

英語だけを準備すればいいわけじゃないということ。

生活は回る。

仕事もできる。

でも、自分が落ち着ける場所をどう作るかは、

あまり語られない。

もし可能なら、

自分の言葉で話せる場所をひとつ持っておくといい。

それだけで、海外生活の感じ方は変わる。