カルガリーに引っ越してきて、最初に思ったのは、
「あれ、日本人って一人もいないのかな?」ということだった。
英語が通じないわけでもないし、仕事も家族との会話も、生活自体は特に困っていなかった。
それでも、街を歩いていると、日本人を探している自分がいた。
ケロウナではよく日本人を見かけていた
ケロウナに住んでいた頃は、日本人を見かけること自体が、そこまで珍しくなかった。
スーパーで買い物をしていると、たまに日本語が聞こえてきたり、
ダウンタウンに行けば、日本人かなと思う人を見かけることもあった。
近くに、自分と同じように海外で生活している日本人が実際にいて、
それがあったから、あまり孤独には感じなかったのかもしれない。
カルガリーに来て、街が思っていた以上に広かった
カルガリーに引っ越してきて感じたのは、思っていた以上に街が広いということだった。
上から下まで、車で1時間くらいかかるんじゃないかな、と思う。
僕が住んでいるDeep Southからダウンタウンまでは、車で25分くらい。
周りには生活に必要なものも一通り揃っていて、正直、ダウンタウンに行く機会はあまりなかった。
近くの大きなモールに行っても、日本人を見かけることはなかったし、
アジア人自体もそこまで多くない印象だった。
「日本人、誰もいないかも」と思った瞬間
そんな生活を続けているうちに、あるときふと思った。
「もしかして、カルガリーって日本人いないんじゃないか?」
それくらい、日本人を見る機会がまったくなかった。
英語が問題なくても感じた孤独感
英語そのものに困っていたわけではない。
18歳の頃から英語を使ってきたし、仕事でも家庭でも、英語が当たり前だった。
それでも、日本人と話すときの感覚は少し違った。打ち解けるまでの早さや、盛り上がる話題が違う。
同じ文化で育って、同じものを見たり読んだりしてきたから、
説明しなくても通じる話題が多い。
例えば、ポケモンの話をするとき。
英語名を知らないと、その場で調べないといけなかったり、
ロード・オブ・ザ・リングの有名なセリフ(You shall not pass)を言われても、
日本語で見ていたからピンとこなかったりする。
あとから分かった、自分の思い込み
あとから調べてみると、カルガリーには結構日本人がいるらしい。
それでも、日常の中で日本人を見かけなかったのは、単純に生活圏が違っていただけだった。
カルガリーは広くて、それぞれのエリアで生活が完結しやすい街だと、あとから知った。
Deep Southのようにダウンタウンから離れた場所にいると、
日本人とすれ違う機会はほとんどない。
カルガリーに日本人がいなかったわけじゃない。
ただ、自分の生活の中では、まったくすれ違うことがなかっただけだった。
和の輪というコミュニティを作り始めてから、
少しずつ日本人と会う機会は増えた。
体感としては、NWに住んでいる人が多いように感じている。
もし生活するエリアが違っていたら、
最初に感じたカルガリーの印象も、少し違っていたのかもしれない。


